下肢に痛み・痺れを伴う坐骨神経痛

下肢に痛み・痺れを伴う坐骨神経痛

今日のテーマ

1、坐骨神経痛とは?
2、坐骨神経痛の原因
3、坐骨神経痛になりやすい人
4、坐骨神経痛の症状
5、坐骨神経痛の緩和ストレッチ

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〇坐骨神経痛とは?

神経痛の大半が坐骨神経痛であり、お尻・太もも裏・ヒザ裏・ふくらはぎにかけて、痛みや痺れを伴うことを言います。

坐骨神経は、体の中でも長く太い神経で、腰から下にかけて伸びている神経です。

その神経が何らかの要因で、刺激・圧迫されることで痛みなどが生じます。

坐骨神経痛は疾患名ではなく、いくつかの疾患の総称を指します。

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○坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛を引き起こす原因には、大きく2つに分けられます。

① 前屈みで痛み・痺れが生じる “腰椎椎間板ヘルニア”

姿勢が前屈みで腰が丸まった状態の猫背の人、職業柄重たいものを持ち運びする人などの普段から腰に負担をかけやすい状況の人が引き起こしやすいです。

椎骨と椎骨の間にある椎間板が後ろに出てしまうことで、神経を圧迫し、痛みや痺れを引き起こします。

② 後屈時に痛みや痺れが生じる “腰部脊柱管狭窄症”

年齢を重ねるとともに、背骨の内側を通る脊柱管が変形することで脊柱管の内側の神経を圧迫させてしまうことで痛みや痺れが生じます。

50歳以上に多く見られる疾患です。

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〇坐骨神経痛になりやすい人

・過度な運動

・運動不足

・デスクワーク

などの人が主に引き起こしやすい傾向にあるとされています。

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〇坐骨神経痛の症状

下肢の裏に痛みや痺れを感じる(腰を反らせた時、体を丸めた時など)

座っていられない程にお尻に痛みを感じる

長時間、立つことや歩くことが厳しい(座って休憩すると楽になる)

など。

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○坐骨神経痛の緩和ストレッチ

ストレッチを行う際の注意点

☆強い痛みや痺れが出ている

☆力を入れ過ぎず、気持ち良い程度に行う

☆継続する

♯1

仰向けに寝た状態で、手でタオルの端を持ち、タオルの中央を足の裏に引っ掛けます。

そのまま右足の裏が伸びる意識で天井に向かって伸ばし、20秒~30秒ほど維持します。

反対の足も同様に行います。

♯2

足をしっかり開いた状態で、床に座ります。

足を内側に閉じて前屈、足を外側に開いて前屈を繰り返します。

30秒間。

♯3

椅子に座った状態で右足を上げ、足首を手前に反らします。

その際、首も後方に反らします。

左足も同様に行いましょう。

30秒間(片足)。

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