日本人の90%が猫背なワケとは!?
今回のテーマは、悪姿勢の代表格でもある“猫背”についてお話していきます。
当院でも多くの患者さんが猫背姿勢です。
特に日本人の猫背割合は世界でもトップで、日本人口の9割が猫背であると言われています。
理由として、スマートフォンなどの電子機器の普及率だとされていますが、電子機器使用率が高いのは日本人に限らず、外国人も同様です。
それにも関わらず、なぜ日本人に多くみられるのでしょうか?
【日本人に猫背が多い理由】
我々の先祖が農耕民族であったことが一つの理由とされています。
常に前屈みの姿勢 で農作業を行っていたため、肩が内に入りやすく、身体の前側の筋肉ばかりが強化されていったことで猫背になってしまったのです。
【猫背のタイプ】
猫背は4種類に分けられます。
①『首から丸くなる猫背タイプ』
…ストレートネックから頭痛や肩こりの原因になる要因です。
②『背中から丸くなる猫背タイプ』
…背中の筋肉が弱い方がなりやすいです。
③『腰から丸くなる猫背タイプ』
…骨盤まわりのインナーマッスルの筋肉が弱い方や年齢が高くなるにつれて筋力が低下しやすい部分のため、高齢者に多くみられます。
腰痛で悩む方はこのタイプがほとんどです。
④『S字カーブ猫背タイプ』
…首から丸くなり腰が大きく反れることでS字を描くような形。
反り腰を改善するためのトレーニングが必要になります。
【猫背のデメリット】
前屈み状態になることで肺を圧迫し、身体全体に酸素を循環できない状態からプチ酸欠になります。
上手く酸素を運べなくなると、血行不良から肩こりや腰痛、免疫力・集中力の低下、疲労がたまりやすくなります。
また猫背になると、代謝が低下し、皮下脂肪がつきやすくすることで太りやすくなったり、肌の老化を早めてしまう原因となります。
次回は、猫背になりやすい人の特徴・猫背の改善ストレッチについてご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね!