変形性膝関節症②
★変形性膝関節症になりやすい人の特徴は??
・太もも前の筋肉が弱い
・日常生活上で正座をしている時間が多い
・肥満体質
・ベッドではなく、布団を敷いて寝ている
・お家が和式トイレ
ですので、
◎普段から下肢の筋トレ(スクワット・ランジなど)を行う
◎イスに座る習慣をつけて正座癖を直す
◎太り気味であるならダイエットを行うなどを取り組む
などによって、
変形性膝関節症になる確率を下げることができます。
高齢者の方はベッドではなく、毎日押し入れから布団を出し入れしている方が多いですが、これも同様、膝を大きく曲げるため痛めやすくなる原因の一つです。
また、冬の寒さによって膝が冷えることで血流が滞るので、膝を温めてあげることで膝への負担を軽減することができます。
☆変形性膝関節症の人がしてはいけない運動・動作は??
・いきなり止まる動作が含まれるスポーツ
…テニス、ランニング、スキーなど
・過度なウォーキング
…変形性膝関節症の方にウォーキングを行ってもらったところ、1000歩増えるとともに機能障害の確率が約20パーセント下がるという研究が報告されています。
しかし、やりすぎることは逆に膝に負担がかかり悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
理想の歩数としては5000歩以下が良いとされています。変形性膝関節症でない方は7000歩程度にしておくことがベストでしょう。
・飲酒、たばこ
…たばこは、クッションの役割を果たす軟骨を作り出すためのビタミンCを減らしてしまうもとになります。
また、アルコールは軟骨の消耗を促します。
ですので、飲酒やたばこはできれば避けることが望ましいです。どうしてもやめられない方は休肝日を設けてあげるようにしましょう。
以上が変形性膝関節症についてでした。
どの病気もそうですが、ほとんどの方が初期症状の場合は大した痛みも無いため放置して、のちに重症化してから病院で手術するということが多いです。
普段から筋トレやウォーキングなどの運動習慣をつけることで病気になる確率を下げることができるので、面倒に思わず取り組み、明日の自分の健康につなげましょう。